八十八ヶ所めぐり
高知市にある八十八ヶ所のお寺、四ヶ寺をご紹介
写真:五台山 竹林寺。たくさんのお遍路さんとともに、
高知県内の人々もお参りに訪れる。
第三十番 百々山 善楽寺(ぜんらくじ)
通称「しなね様」として親しまれている土佐神社の隣にあり、本堂は昭和58年に改築された近代的な佇まい。古くは桓武天皇の頃に弘法大師が土佐一の宮の別当寺として善楽寺を建立した。首から上の病気に利益があると伝えられている「梅見地蔵」が有名。
場所:高知市一宮2501 TEL:088-846-4141
アクセス:はりまや橋からとさでん交通で「一宮神社前」下車、徒歩3分
第三十一番 五台山 竹林寺(ちくりんじ)
天平の昔、聖武天皇の勅命を受けた僧行基は、中国の五台山に似た山を探し全国を行脚した。そして土佐に至りこの地に当時は大島と呼ばれていたこの山を見い出し、五台山と命名したのである。行基は竹林寺(第31番霊場)を開基し、文殊菩薩をまつった。この寺は学問の寺として栄え弘法大師もこの寺で修行している。春のころともなれば四国巡礼の遍路さんの姿でいっぱいになる。全山が県立公園となっている。
公式サイトはこちら>> http://www.chikurinji.com/
第三十三番 高福山 雪蹊寺(せっけいじ)
桂浜から北東へ2キロほどのところにある雪蹊寺。四国霊場の中には2ヶ所だけ臨済宗に所属する寺の一つ。仏師運慶と湛慶による18体の仏像が国の指定文化財として収められている。また本堂には一つの額が奉納されていて、中には眼鏡が入っている。太玄と玄峰のエピソードから眼病祈願を行い、平癒した人が奉納したという。
場所:高知市長浜857-3 TEL:088-837-2233
アクセス:はりまや橋からとさでん交通で「長浜営業所」下車、徒歩3分
第三十四番 本尾山 種間寺(たねまじ)
土佐沖で暴風雨に遭ってこの地に流れ着いた韓国の仏師たちが、海上の安全を祈願して薬師如来を刻み、祀ったと言われる。
その後、弘法大師が訪れてお堂を整え、唐から持ち帰った五穀の種を蒔いたことから種間寺という名前がついたという。このお寺には底が抜けた柄杓がたくさん奉納されている「子育て観音」があり、底なしの柄杓ほどに通りのよい安産のご利益があると言われている。
その後、弘法大師が訪れてお堂を整え、唐から持ち帰った五穀の種を蒔いたことから種間寺という名前がついたという。このお寺には底が抜けた柄杓がたくさん奉納されている「子育て観音」があり、底なしの柄杓ほどに通りのよい安産のご利益があると言われている。
場所:高知市春野町秋山72-73 TEL:088-894-2234
アクセス:はりまや橋からとさでん交通で「春野役場前」下車、徒歩10分